【トークセッション詳細04 ─ 12月19日「家とは私たちにとって何か」】

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【トークセッション詳細04】

12月19日(月):「家とは私たちにとって何か」
佐藤浩司(建築人類学者)+牧紀男+木下光:モデレーター

2011年3月号「アジアアトラス」で、佐藤浩司氏は「今は多くの人にとって住宅は与えられるだけの存在ですが、建築の原点は、すべての人間に家づくりが開かれているはずです。(中略)こうした原点が地球上から消滅したとき、建築は自動車と同じような商品に過ぎなくなってしまうでしょう。われわれがあれこれ建築について議論してきた前提はそのときなくなる。建築学の死です。」と述べている。続く4月号「日本のデザイン×ビルド」で、佐藤さんの直営による家づくりのルポルタージュを構成している最中、3.11は起きた。アジアをフィールドに、家を見つめ続ける佐藤浩司氏と防災の視点から東日本大震災後の東北を走り続ける牧紀男氏と共に、今こそ、家とは私たちにとって何かを考えたい。

ゲスト紹介:佐藤浩司
建築人類学者。国立民族学博物館准教授。
1954年東京都生まれ。1977年東京大学工学部建築学科卒業後、設計事務所勤務を経て、1989年同大学院博士課程単位修得退学。編著書「シリーズ建築人類学─世界の住まいを読む 1~4」(学芸出版社、1998年)、「2002年ソウルスタイルその後─普通の生活」(INAX出版、2002年)、「ブリコラージュ・アート・ナウ─日常の冒険者たち」 (青幻舎、2005年)他。

参照:佐藤浩司氏 HP「建築人類学者の眼」

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会場:建築会館ギャラリー

時間:17:00 – 19:00

入場無料、予約不要(イス 30席)

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